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2024年 5月 16日 RPGの醍醐味はレベル上げと装備集め
今日は未来の話をします。先取りで有名な東進ですから、ブログも時を先取りします。
こんにちは、夏。ハロー、休み。今年もよろしくお願いします、夏休み。白石人生です。
私の人生経験の半分以上は、夏休みと言えばゲームホリデー。RPGが大好きな私にとっては、この休暇を用いて、如何にスタイリッシュかつ的確に堂々たる裏ボスを攻略するのかを考え抜く事が生き甲斐のひとつなのでした。(部活動が忙しい身でしたが、基本早朝から昼までの練習で固定されていたので、午後の時間をゲームに充てるのです…アニメを見て妄想に耽けるような事もありましたが)
そんな生き甲斐は、この生を縛るなにかによっていとも容易く取り上げられ、大学受験などと呼ばれる生き地獄に悉く様変わりするのですが、それはまた後程。
時に皆様、こんな言葉をご存知でしょうか。
「彼を知り己を知れば百戦殆うからず」
多分に有名な言葉ですから、知っていた方は多いでしょう。
その言葉は、敵味方の情勢を知っていれば幾戦も負けることは無い、という意味で孫子に記されていたものです。
なんて甘美な響きなのでしょう。「負ける事は無い」のです。確定事項です。百パーセントです。
しかし、ふと思うのです。
敵が裏ボスの最終形態で、味方が初期状態の場合、こちらが如何に敵味方の特徴を心得ていたとして、果たして私たちは勝利できるのだろうかと。
仮に、そのゲームが時間無制限のバトルシステムであったなら、まだ勝ち筋はあるかもしれません。実際、某tubeでそんなバトルを何度か見た事があります。例えば、レベル1の鯉の王様がたきのぼりしないで赤い敵を打ち負かすものとか。
ただ、そのバトルシステムに時間制限があって、ギミックなんて存在しなくて、ただ己の身と木の棒ひとつ(別にプラスチック製でもアルミ製でも良いですが)で純粋に裏ボスを相手取らなければならない時、果たして私たちは「情報」だけでその敵を打ち倒せるのでしょうか。
いえ、この世に絶対なんてありませんから、百パーセント無いとまでは言えません。が、倒せないと思うのが自然な事です。
であれば、その裏ボスを攻略するべく求められるのは、情報の他に何であるか。
ーレベルと装備ー
これではないでしょうか。
レベル百で強い装備、情報も持っていれば、勇者に聖装と情報、その姿はさながら鬼に金棒とシマシマパンツ、弁慶に薙刀とすね当てでしょう。
とはいってもそれは当前のことです。レベル上げをしないRPGなんて邪道も良いところ。ここで重要なのがその「順番」です。
相当な物好きでなければ、裏ボスを倒した後にレベル上げと装備集めをするような人は居ませんから、やはり裏ボスに挑む前にレベル上げと装備集めをします。するべきです。
そして、レベル上げに伴うステータスパラメータの割り振りや装備集めに伴う武器属性や武器種の選定はやはり、この場合は裏ボスの弱点を突けるものにするでしょう。そうとなれば裏ボスについて知っている必要があります。
つまり、順番とは。
「情報」→「レベル上げ、装備集め」→「裏ボス」
というか、RPGにおける醍醐味とは、今まで勝てなかった相手に、どうすれば勝てるのかという試行錯誤の末に起こすパラメータ変更や装備変更、場合によってはレベル上げと装備集めですから、この順番論はそもそも論外です。
これも「あたりまえ」なのです。
裏ボスを制すのは、レベルと装備と情報。(ここまで裏ボスで通してきましたが、なんでも良いのです。スライムに負けるならそれはスライムでも)
敵に負けた後にやってくる、情報を有したレベル上げと装備集め。これこそ私が夏休みを捧げて生き甲斐とした、なんとも嗜好な事なのです。
そしてそれは生き地獄でも現世であればなんら変わりません。
受験を制すのは、経験値と解法と情報。
そして順番は
「過去問」→「演習と解法」→「本番」
過去問に負けた後にやってくる、情報を有した演習三昧と解法集め。これこそ私が夏休みを捧げて生き地獄とした(正確にはしたかった)、なんとも至高な事なのです。
転ずるに、これこそが受験の醍醐味なのです。
皆様が考えている、受験直前に過去問に取りかかろうとするその姿勢は、RPGにおいて裏ボスを初見でクリアしようとしているようなものです。所謂縛りプレイです。
人生すらある種縛られている私達が、自らを自らで縛る必要がどこにありますか。特殊性癖以外そんな必要はありません。
( 言葉に起こすと、文面上語弊を招くような文句になってしまうことは多いですが、それは読者の懐と解釈に頼ります )
本日のテーマをお伝えし忘れていました。
本日のテーマは「なぜ夏休みに過去問を解くのか」です。
皆様お分かりの通り、答えは、早い段階での情報集めでそれを用いた次なるレベル上げと装備集めに時間を残すためです。
つまり受験の醍醐味を存分に味わうためです。
この夏休みでの過去問演習の意図は、決して、早い段階で合格出来る力をつけて、余裕を持って合格を狙おうというものでは無いことを心に留めてください。( 例外とは尽くに存在するものですから、割愛 )
ですから、まだ自身の実力に一抹の不安を抱いている方も、是非一歩情報集めの旅に繰り出してください。
あくまでも目的は「情報」であって「成果」でないことを努々お忘れなく。
そういえば、こと私の生き地獄においては、その一抹(どころか億抹と言って差支え無いですが)の不安のために過去問に取り組まず、例えば炎タイプのボスに向けて草タイプの装備を集め、魔法タイプのボスに向けて攻撃を特殊、防御を物理に特化したステータスパラメータにしていたのでした。そして期待募る最終戦ではなんと一方的なリンチに遭うのです。滑稽極まりない。
皆様そんな事にならないよう、くれぐれもお気をつけください。
次回は期待の新星(新生?)の自己紹介です。
身長百八十超え、スタイルバツグン、イケメンです。そして翠嵐高校出身の国立理系。対して私は身長百七十三センチ、スタイルラクーン、ブ…。この世は不平等です。辛いです。