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ブログ 2023年04月の記事一覧

2023年 4月 15日 新年度になって

こんにちは。東京大学文科3類2年の佐々木です。

4月になって大学も新たに始まりました。今年はサークルとイタリア語とラテン語頑張ります。

夏に向けてやるべきことということで、新学年になった4月にやっておいた方がいいことを紹介したいと思います。

高3、つまり受験生になった人はなんと言っても教科書レベルの知識のインプットですね。みなさん、いわゆるサブ教科(理系だったら理科、文系だったら社会)のインプットは終わってますか?ここで自信を持って終わっていると答えられる人は少ないと思います。ではいつまでに終わらせるのでしょうか?8月くらいとか悠長なこと思ってませんよね?東進では6月から共通テストの過去問演習が始まります。ならば、5月末までには終わらせておきたいところです。今残っている講座については5月末までに全て終わらせる計画を立ててしまいましょう。

ぶっちゃけてしまうと、5月末までにインプットが終わっていないのは非常にまずい状況であり、合格率の低下につながります。インプットが遅れればそれだけ過去問演習の時期が遅れ、過去問演習が遅れれば9月以降に待ち受ける単元ジャンル演習講座(過去問演習で判明した弱点を集中的に対策することで克服することを目的とした講座)に取り組むのが遅れていきます。

第一志望校に合格する生徒の大半は過去問演習やその後の苦手克服に多くの時間を割いています。僕の生徒でも、東大に受かった子は東大の過去問を20年くらい解いていました。東大の過去問は5科目あり、1年解いて復習するだけでも1週間弱はかかります。それを20年近くも解けた理由は、彼がインプットを早く終わらせたからに他なりません。

つまり、至極当たり前ではありますが裏を返せば演習の期間が短いと合格しにくいわけです。実際、僕の担当生徒で過去問の演習年数が低かった子たちは落ちてしまいました。

5月末にインプットを終わらせるためにはいつから頑張ればいいのでしょうか。まあ、今でしょ、ということになりますね。

4月から高2になった人に関しては上に書いた高3の状況から逆算しましょう。高3の人たちは今、サブ教科を終わらせようと悪戦苦闘しているわけです。ではサブ教科のインプットを早いうちから本格化させている人が有利ですね。どうすればそのような状態になれるでしょうか?それはもちろんメイン教科、すなわち英語数学国語のインプットを早めに終わらせることです。そうすれば夏以降サブ教科に本腰を入れられます。

ということで皆さん頑張ってください。受験において気を抜いていい時期など存在しないと思いますが、新学年になって気持ちが一新された今は勉強ペースを見つめ直し、目標に向かって全力ダッシュしていくのにちょうどいい時期だと思います。気が緩んでいた人は気合入れ直して頑張ってください。

明日は渡邉先生です。

 

2023年 4月 14日 世界史を極める?

こんにちは。東京大学教養学部教養学科地域文化研究分科フランス研究コース3年の山田達也です。

東京大学は一昨日4/12が入学式でした。実は「4/12が入学式」というのが先に決まっているので、来年も再来年も入学式は同じ日です(創立記念日が4/12だからだといわれています。また、なんと入学式より前から授業が始まります)。東大志望の皆様が、しかるべき年の4/12に入学式を迎えられるようお祈りしています。

さて今回は、選択科目の勉強法について書くようお達しが来ています。あれ?と思った方はよくこのブログを読んでいる方で、先月も同じテーマで書いていました。まだ読んでいない方は読んでみてください→(2023年3月14日 入試の特徴を見極める@日本史 https://www.toshin-yokohama.com/%E5%85%A5%E8%A9%A6%E3%81%AE%E7%89%B9%E5%BE%B4%E3%82%92%E8%A6%8B%E6%A5%B5%E3%82%81%E3%82%8B%EF%BC%A0%E6%97%A5%E6%9C%AC%E5%8F%B2/

実は東京大学文科は地理歴史2科目が必須で課されますので、先月紹介した日本史に引き続いて今月は世界史について述べましょう。前回とは少し形を変えて、科目を概観した後は大学個別の分析ではなく勉強法の話に移ります(理由は後述します)。他にも同じテーマで書いている担任助手がたくさんいると思いますので、それらと比較しつつ自分に合うやり方を見つけてくださいね。

さて、本題に入ります。いろいろな大学の問題を見ていると気づくのが、大学ごとの出題の振れ幅が小さいという点です。もちろん語句短答・選択・論述程度の違いはあるのですが、多くの場合で「知識を正しく押さえる」ことが最重要課題になっています。つまり、「資料を見てその場で考える」「当日与えられた知識を組み合わせて解く」といった、日本史で見られたようなアクロバティックな出題が少なめだということです(もちろん少ないながら例外はあります。 2018年九州大第2問など)。東大の分析をわざわざ紙幅をとってやらない理由はここにあります。まずは、教科書・資料集などを正しく理解することが第一義になるのだという点を意識しておくことが大切だと思います。
こうした差が生まれる原因の一つに、扱う地域が非常に広いという点は挙げられるかもしれません。日本史のような、「その時代の世界観を理解してそこから推論する」というような営為は、ある意味では扱う対象が一つだから可能なのだと思います。同じことをフランス・ドイツ・アメリカ・中国などの諸国家、あるいは近代以前の諸地域、アフリカなどの俗にいう「辺境」史……これらをすべて高水準の理解度でカバーするのはなかなか難しいと言わざるを得ません。
したがって、(もちろん「時代の眼」が獲得できることに越したことはないものの)まずは「出来事を正しい時系列・因果関係で追えること」が重要になります。そして世界史特有の要素として、「同時代の他地域がどのような状況だったか」を抑えられると、特に大論述を課すような大学ではかなり実力が向上するのではないかと思います。地域ごとに縦割りで学習をしていると、意外と他地域との対応関係を間違えることがあります。タラス河畔の戦いなど大きな事件があればよく覚えている方も多いでしょうが、むしろそうではない時代を理解できているかが勝負になってきます。特に中国は貿易などの兼ね合いで様々な影響関係があるので注意して見てください。ある地域の学習をするたびに、「この時代(世紀)は、〇〇の地域では××の王朝があって、こんな事件が起きていたな」というのを想起するだけでもかなり違います。何なら、ノートの隅に他地域のことを書き込んでしまうのも有効です。

「歴史」というものを考えるとき、どうしてもその「通時性」に目が行きがちです。しかし地理的な広がりがあることを考えれば、その「共時性」にも目を向けることが必須なのは明らかでしょう。そしてその両者の感覚を兼ね備えることは、今我々が生きているうえで起こる様々な問題に対して多くの視座を提供してくれます。
私の関心分野であるセクシュアリティ論で例を挙げてみましょう。例えば「日本で性的マイノリティへの理解が進まないのはなぜか」という問題を考えるとき、まずは「日本では、彼ら/彼女らに対する態度がどのように変遷してきたか」という視点に気づくでしょう(通時的視点)。そしてさらに、「同時代、他地域におけるその態度はどのようだったか」という点を考えることができます(共時的視点)。これらを組み合わせて初めて、「日本」という地域に特有な状況をとらえることができ、考察が有効なものになります。個人的な感覚ですが、ここに世界史という科目を学習する一つの意味があるのではないかと思っています。

明日は佐々木先生です。お楽しみに!

 

 

 

 

2023年 4月 13日 もうすぐ夏ですね

 

皆さんこんにちは!!

担任助手3年になりました中央大学理工学部情報工学科大塚陸です。

 

新学年いかかでしょうか?

友好関係、部活、いろいろと変化があると思います。そんな中勉強なんてって思っている子も多いのではないでしょうか

それでも周りには勉強してる子がいるんです。なのでしないとただただ差が広がってしまいますよ!

それでも、分かっていてもやる気が出ないなんて子も多いと思います。

そんな子には!!

 

なんと夏期合宿(高3のみ)というのが再始動しました!!!!!

コロナの影響でなくなってましたが復活しました!!!ちなみに高1.2の皆さんには冬期合宿がありますよ!!!!

 

この合宿ではとにかく勉強しまくるんです。絶対今までで一番勉強したと思える機関になります。と言いますかさせます!!

そんな経験があるからこそ人は成長できるものです!!

今までの自分は甘かったんだなとこんなに勉強しなきゃいけなかったのかと気づいてくれればうれしいなと思います!

ほんとにほんとに貴重な体験になると思うので絶対参加してくださいね!!

 

しかしきっと部活生には部活があり参加できない子もいるでしょう。

そんな君たちは今が勝負。大会期間周りより勉強ができない分今差をつけないでいつやるんですか!!!

もっと先のことを見越して行動しましょう!!

 

 

 

明日は山田先生です!!お楽しみに!!!

 

 

 

2023年 4月 11日 日本史選択集まれ~!!

皆さんこんにちは!一橋大学社会学部2年の山田あさひです!

私の大学では2年になると社会学部の中でも受けることができる授業の幅が広がるので、すごく楽しみな今日この頃です!特に心理学の授業が楽しみですね。

皆さんも新学期始まったばかりで大変なことも多いと思いますが、心機一転頑張っていきましょう!

 

今日は選択科目の勉強法についてお話していこうと思います。私は日本史を選択していたのでその勉強法についてお話します!

まず、日本史に関しては通史を早めに終わらせることが非常に大事になってくると思います。

私は学校が中高一貫校で進みが早めではあったので高2の終わりでほとんど通史は1周したという状態ではありましたが、正直1周しただけで自分の中に取り込むというのは厳しいと思います。なので、6月までのインプット期間に通史を2~3周することをおすすめします!

私は山川の日本史の教科書を使っていたのですが、それを完璧にしようという思いで勉強していました。何か教科書や参考書を完璧にするということは社会を勉強するうえで、非常に重要になってくると思います!そのやり方でやることで、自分が今どこが抜けていて、どの部分をやるべきかが明確になるからです。

また、暗記は教科書をベースに一問一答や用語集、資料集などを使用していました。国公立の対策はひたすら教科書を読み込み、論述で使えそうな部分を覚えたり流れを把握するのを徹底していました。私立の入試では細かい知識が求められることが多いので一問一答でそれを補っていました。

 

次に二次試験対策に関する話をしたいと思います!

私は6月でインプットを終えた後、一橋日本史という講座で論述の書き方や内容のまとめ方を学び論述の基礎を固めたうえで、夏休みに過去問を解き始めるという感じでした。最終的には過去問は10年分を2~3周、それより前のも頻出分野は解いたりしていました。一橋は特にですが、過去問を解いたもの勝ちだと思います!!

最初は手も足も出ないぐらい難しく、知っている知識を出したとしても設問の意図にそぐわなかったり論述に出来なかったりしていました。なので、最初は過去問の分析から始めるべきだと思い、教科書を読みながら自分なりの記述を書いて復習を大事にしていました。復習では、過去問の傾向設問の意図分析、自分の解答に関しては、まず知識が足りていなかったのか記述する前のメモの段階が不十分だったのか記述にした際の書き方が甘かったのかなど様々な面で分析するように心がけました。また、復習を基にテーマ史で暗記を行ったり頻出分野を洗い出したりしていました。

 

日本史はインプット期間をしっかりとり、演習を重ねていければ得点源にしていくことが出来る科目だと思います!毎日コツコツ頑張っていきましょう!

 

明日は濱谷先生が担当です!お楽しみに~!!

 

2023年 4月 10日 「実力」を知ること

こんにちは。東京大学教養学部教養学科地域文化研究分科フランス研究コース3年の山田達也です。晴れて後期課程進学と相成りました。第一志望の学科に進学することは叶いませんでしたが、やれるだけのことをやりたいと思います。入学した頃は法学を勉強して法曹になろうと考えていましたが、意外と好みややりたいことの方向性は変わるものなのだなあと我が事ながら驚きです。ただ、現在の状況如何にかかわらず、自分が過去に吸収したもの・勉強したことが効いてくる場面もあって、世の中やって無駄になることは(あまり)無いなとも感じています。

さて、そういった「私がかつて好きだったもの」の一つに、模試があります(今のところ、これに共感してくれる人にはあまり会ったことがありませんが)。良いですよね、模試。私は東進ハイスクールに在籍していた3年半(中3-高3)で、東進の共通テスト模試を22回、東大模試を9回受けました。もちろん受ければいいというものでもないですが、上手に使えば強力に自分を導いてくれるツールであることもまた間違いありません。今回は、僕自身の模試の活用方法を少しご紹介してみようと思います。

まず区別しなければならないものは、「マーク模試」「記述模試」ですね。前者は基本的に共通テスト、後者は二次試験の対策というのがメインの目的かと思います。
まず注意しなければならないのは、特に前者は形式になれることがその主眼になっている点でしょう。共通テストは(センター試験ほどではないとはいえ)テクニックがある程度点数に寄与するタイプのテストです。かなり能力がある生徒でも慣れていないと60~70点ということも珍しくなく、逆にある程度慣れてくれば70点台から80点台に乗せるのは(比較的)容易であるということは言えます。つまり、共通テスト模試を受けた後の点数を分析するときには複数の視点が必要です。

その視点としては、「実力で取れたのはどこまでか」「ある科目に対して、どのような作戦で挑んだか」「作戦・テクニックに改善の余地はあったか」が最低限挙がるものだと思います。特に一つ目については、例えば英語で「時間不足で問6が手付かずだった」というような場合に対応するため必ず見ておかねばなりません。問6の配点はかなり大きいことが知られていますので、もし「もう少し時間があれば取れたはずだった」ならば解く順番を考える(=作戦上の改善の余地)必要があるでしょうし、「時間があっても解けない(または、あまりにも多くの時間がかかってしまう)」場合は実力改善のために何をすべきか考えることになるでしょう。また数学で言えば、「問題そのものは解けるが穴埋め形式に慣れられていないため、解答の流れに乗れなかった」というのは、典型的な「実力十分・慣れ不十分」のケースだと言えます。同じ点数の人間が同じ実力を持っているとは限らない、というのはかなり怖い点だと思います。正確に自分のいる位置を見定めてください。

それに比べれば、記述模試は嫌でも実力がそのまま出てきやすい形式にはなると思います。もちろん冠模試であれば慣れも大きなファクターになりますが、一般的な記述模試や自分が演習している大学以外の冠模試では、基本的に「初見」の形式で行われることになります。見たことのある問題が出る可能性は十分にあるとはいえ。

「慣れ」が絡む場合の得点の見方については既に述べた通りなので、むしろここでは実力が出るような試験について述べます。個人的には、「時間があれば解くことができたか」「問題で使われた手法・論理への理解はどうだったか」「選球眼はどうだったか」という視点を挙げたいと思います。

一つ目は先述したものと同じです。問題の解き方で点数が取れないのか、実力不足で点数が取れないのかは明確に峻別しておきましょう。もちろん後者の場合でも、あまりに多くの時間がかかる場合は実力不足とみなすのがベターかとは思いますが。
二つ目については、主に数学ですね。どんなに初見に見える問題でも、段階を見ていけば「一つ一つのステップは知っているもの」である場合がほとんどです。そうした要素に気づけたか?というのは、数学そのものの実力に大きく関わる部分なので、必ず確認しておきましょう。
そして三つ目、「選球眼」については、「自分の実力を正しく把握できているか」を認識するためのものです。簡単な問題だったのに「自分には難しそうだから飛ばしておこう」と考えたりあるいはその逆だったりというのは、自分を正しく理解できていない証左になってしまいます。日々の演習で、「このぐらいの問題はすぐにいける」「ここから先は厳しい」というようなラインを探っておくことはかなり重要な動作になるでしょう。初見の形式で選球眼を発揮できれば、もちろん慣れている場面で発揮するのは余裕だと思います。

以上、模試の分析についてかなり長々と述べてきました。とにかく重要なのは、「自分の実力を正しく把握すること」です。模試を正しく使うと合格に近づくことができるので、ぜひ参考にしてみてください。

明日は(も?)山田先生です!お楽しみに!

 

 

 

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