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2023年 4月 22日 社会科目の勉強法について

東進ハイスクール横浜校の吉岡です!!

新学期も始まり早くも2週間が経とうとしていますが、皆さんは新しい環境には慣れてきましたか?

環境ががらりと変わることで、身体的にも精神的にも疲労がたまりやすいタイミングかと思われます。無理をすることなく新しい環境や生活リズムに慣れていきましょう。

 

さて、新高3生の皆さんはいよいよ勝負の年が始まりました。第一志望校合格に向けて、今までよりも数段ギアを上げて勉強に取り組んでいることでしょう。

高3の1学期は、文系なら社会科目、理系なら理科科目といった選択科目を重点的に対策していく時期になります。

そこで、本日は文系出身である私から社会科目の学習方法について、お話させていただきます。私は世界史と倫理の選択だったので、この2科目に絞ってお伝えします。

 

まずは世界史。最も意識するべきことはインプットとアウトプットのバランスであると言えます。単に授業を受けたり教科書を読み込むだけでは、なかなか力はついていきません。

一問一答や演習系の問題集などでアウトプットを積むことが必須となります。理想的な学習方法としては、まずは授業を受け、教科書や資料集を用いて授業の復習を行い、最後に一問一答などで演習を行うというものです。授業や教科書の読み込みといったインプット学習に偏りがちですが、しっかりと演習の時間を確保するようにしましょう。

 

次に倫理の勉強方法ですが、暗記よりも理解に重点を置いた学習を行うことが重要であると言えます。近現代西洋哲学などの難解な単元は、教科書を読むだけでは抽象度が高いため理解することが難しいです。理解しようとするすることを放棄してしまうと、その単元に漠然とした苦手意識が残り、受験本番が近づくにつれて不安が増大していくことになります。

そのようにならないためにも、しっかりと理解に重点を置きながら学習を進める必要があります。具体的に言うと、私は徹底的に用語集を読み込むという学習を行いました。教科書や資料集を読んだうえで、さらに用語集を読み、最終的にはその情報をもとに自分の言葉でノートにまとめていくという学習方法で進めました。ここまで突き詰めて学習を行うことで、各哲学者の思想や大きな思想史の流れを理解することが出来ました。

単に暗記を行うだけではなく、深く理解しながら進めることで倫理の学習が非常に面白く感じてきます。ここまでくれば自然と暗記するべき用語も頭の中に定着してくるので、得点が安定してきます。

この学習方法の唯一のデメリットは、時間がかかりすぎることです。英語や数学や国語などの主要科目に課題が多く残っている人にはあまりお勧めは出来ません。

 

社会科目に限らず、どの科目でも万人に当てはまる正解の学習方法は存在しません。東進の先生や学校の先生などから沢山アドバイスをもらいながら、自分のやり方にあった勉強方法を見つけていってください。

 

明日は白石人生先生による、理科科目の勉強方法についての記事です。理系の皆さんは乞うご期待!!!