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2024年 3月 1日 先達から学ぶ手段をお持ちですか?

東進ハイスクール横浜校担任助手の濟藤です。

みなさん、愚者は経験に学び賢者は歴史に学ぶという格言はご存じですよね。ドイツの鉄血宰相ビスマルクの格言です。ビスマルクは地理選択の私でさえも知っているような超有名な政治家ですね。この言葉に関して、皆さんも過去幾度となく聞かされてきたことでしょう。

私的なこの格言の面白さは、愚者であっても賢者であっても成功を掴める可能性はあるということです。

愚者は経験から、患者は歴史から学ぶ。よってより大きな経験の集合である歴史から学ぶ賢者の方が優秀であり、より良い成功を収めることができる。

みんな!歴史から学ぼう!

というのが一般的な解釈ではありますが、少し捻くれたところのある私は、たとえ失敗からだとしても学びを得て成長をすれば成功はするよね?と考えています。愚者にしかなれないのであれば、歴史並みの失敗をすれば良いのです。愚者が無限に挑戦するならば、数学的に愚者と賢者の違いはありません。

ここまでは、私の”高校生の皆なら少し捻くれた目線から物事を解釈してみよう!”というコーナーでした。

さて今、このブログを読んでくれている皆さんの多くは大学受験を見据え日々勉強しているはずです。はずです… よね…?

この格言の捻くれた解釈を受験に適用してみましょう。

賢者は過去問を解きますね。東進では20年分解くことになっているので、20年分の過去問を解きます。一方、愚者は毎年入試を受けて、20回目(19浪)くらいで受かることになります。愚者、あり得ないですね。皆さんは賢者でいきましょう。私の捻くれた解釈が意味を成しませんでした。悲しいです…

賢者は入試を終えた先輩や他者から情報を仕入れます。第一志望校への合格を勝ち取った先輩と無念にも合格が叶わなかった先輩を比較したり、今まで大学入試を受ける生徒の指導をしてきた先生からアドバイスを受けたりします。愚者はとりあえず高校3年間がむしゃらに勉強をして、入試本番をうけ不合格となり、去年の反省を活かして次の年の浪人生活を送る。愚者はこのサイクルを繰り返します。無限に繰り返せば必ず合格がとれます。

残念ながら皆さんに無限の繰り返しは許されません。またしても私の捻くれた解釈は意味をなさないようです。

!みんな歴史から学ぼう!

捻くれた解釈が正しいことを証明しようと思い頑張りましたが、こと受験勉強に関しては、賢者であれば良いようです。

皆さんは賢者になれていますか? 過去問の点数が高くなった、問題集を3,4周した、模試の判定が良くなった、だから大丈夫、このような自己分析をしている人は愚者です。自らの失敗からしか学べていません。賢者とは歴史から学ぶことができる者。学校の先輩、特に自分の目指している大学の合格者から話を聞きアドバイスをもらい、実践できる者、彼らこそが賢者なのです。

あなたの周りに話を聞けるような先輩はいますか?もしいるのであれば是非この入試を終えた春休み、まだ受験に関する記憶が新しいうちに話を聞いてみてください。何が良くて何がダメなのか、失敗談と解決策などなど。

東進でも皆さんを賢者とするべく、合格者報告会を行います。プレゼンターが決まり次第、順次皆さんにお伝えしていくので、愚者のままで居たくない人、賢者となりたい人は出席してください。

さて明日のブログは大森先生が大学生活の話をしてくれます。大学生、高校生までの生活とはガラリと変わります。自由さと引き換えに責任が発生します。ぜひ明日のブログを読んでみてください!