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2025年 7月 15日 なつやすみの過ごし方🌻

 

こんにちは、担任助手2年の渡邊です。

ここ最近は暑くてたまらないですね。でも私は夏の夕方から夜にかけての空が好きなので、そこまで夏は嫌いではありません。

夏の夜といえば「ほととぎす 鳴きつる方を ながむれば  ただ有明の 月ぞ残れる」という歌が好きです。

ただ事実を淡々と描いているようで、情景が自然と思い浮かびます。

ひとりの文学部生として、生徒の皆さんには受験科目としての古典だけではなく、楽しみながら勉強してほしいなと思います。

まあ私心理学科なんですけど。

 

さて、今日は「高1高2の夏の過ごし方」について話したいと思います。

勉強の話ではなく、もっと根本の「勉強する意味」についてです。この夏は勉強する意味について考える夏にしてほしいと願いながら、私なりの勉強する意味を述べたいと思います。

みなさんはなぜ勉強しますか。

私は勉強する意味に内的世界の醸成というものをあげたいと思います。

もっと簡単に言えば、自分の世界観を育むといった感じでしょうか。先述したような、古典の楽しみを知るということもそうです。

美術に触れる、歴史を知る、英文を読む、文学を愉しむ……すべてがあなたの血となり、あなたの中に生きていきます。

数学や生物だってそうです。すべてがあなたの世界観を創造する要素となるのです。

 

私は今「国際関係史」という西欧世界を軸に近代~第一次世界大戦の国際関係を概観する授業をとっています。

その授業で、歴史の遺物が現代にいかに影響しているかということ、それを未来に活かすことができるのは我々であるということを痛感しました。

もう一つ。私はミュシャという画家が好きで、特に後期作であるスラヴ叙事詩が好きです。小学生の頃の新国立美術館のミュシャ展からミュシャがお気に入りになったのですが、高校生になってスラヴの歴史を知ってからのほうが絵がよっぽどリアルに見えました。

 

ひとつひとつの知識が体験を、そして自分の内的世界を豊かにしてくれると日々実感します。

 

「なぜ勉強するのか」ということに唯一の答えはありません。しかし、それを問いを追及することには意義があります。

私は「内的世界を醸成するため」という自分なりの答えを出してから、目的意識をもって勉強に取り組めました。

 

受験生になってからは正直そんなことを考える暇も余裕もありませんから、高1高2のうちに、そしてどうせなら時間のある夏休みにそういうことを考えてほしいです。

それでは、この夏を有意義にお過ごしください。

 

明日は竹下先生です!おたのしみに~

 

 

 

 

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