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2025年 9月 2日 みんなにおすすめしたい講座

みなさんおはようございます、こんにちは、こんばんは。

今日は、『おはよう地球』とついつい言いたくなるような朝でしたでしょうか?

 

皆さんは、いかがお過ごしでしょうか。学校が始まって大変だなぁと思っている人も多いかもしれません。

僕自身は高校生の時、学校の友達や先生と会うことで自分のメンタルを保っていましたからそこまで学校が苦には感じなかったですね。(学校の自動販売機にあるチョコチップメロンパンが好きだったというのも理由にありますが・・・。)

 

話が変わりますが、まだまだ日本はとても暑いですよね。(私自身もその暑さに苦しめられているます・・・。)9月ということは、もう秋になるのに・・・。秋になると、『読書の秋』や『食の秋』であったりなどさまざまな感性が豊かになりそうな言葉が多く耳に入ってきますよね。

そんな『感性』の類で、高校の頃に数学の先生から面白い話を聞いたことがあります。

 

それが『情緒』について話です。

 

きっとみなさん、「『情緒』って何?」と聞かれると、答えることに難しさを感じる人が多いかと思います。一応、広辞苑では「折に触れて起こる様々な感情・情思。また、そのような感情を誘い起こす気分・雰囲気」と書いてありました。ちょっと曖昧で難しいですね。僕自身、国語がひじょーーーーーに苦手だったのでこの意味を聞いても全くピンときていません。

そんな『情緒』について・・・

 

これは、数学の授業中にいきなり、先生が

『勇くん、君には情緒はあるか?』と聞いてきたときの話です。

僕はまったく意味が分からなかったので、ぽけーっとしていると先生は語り始めました。

 

岡潔という『数学者』についてのお話です。(岡潔は伝説的な天才数学者で、当時世界の数学者の誰もが手に負えなかった多変数函数論の三つの大問題を一人ですべて解決した人です。もし興味があったら、入試が終わった後にぜひ調べてみてください。)

その岡潔は、人間の心の根源には「情緒」があり、それが知性や意志を支えると説きました。

 

そんな『情緒』について、少し考えてみたものをここに記してみたいと思います。

 

〜岡潔のいう「情緒」とは〜

岡潔が語る「情緒」は、日常的な感情の揺れ動きではなく、人間の奥底にある世界とのつながりを感じ取る力とのこと。

  • 彼は心を「情緒 → 知性 → 意志」という三層構造で捉え、情緒を最も根源的なものとした。
  • 情緒が豊かであればこそ、知性は柔軟に働き、創造力や直観が生まれる。
  • 数学の発想やひらめきも、論理だけでなく、この情緒が育てる直観力から芽吹くと考えた。

〜「透き通った世界」を“視る”ということ〜

岡潔は数学を、無機質な記号操作の世界ではなく、光や色彩をもつ透き通った風景として感じ取っていた。このような姿勢は、学問において次のような力を生む。

  • 全体像を視る:個々の問題にとらわれず、背後の構造や物語を捉える。
  • 背景知識との結びつき:問題を見て「あぁ、この話ね」という気づきが、理解を深め、記憶を定着させる。
  • 学びのモチベーション:美しいものをもっと知りたいという欲求が、学習を長く支える。

〜大学入試と『情緒』の関係〜

  • 直観的理解の促進
    問題文を読んだときに、公式やパターンの暗記に頼るのではなく、「この内容(問題)はどこかで見たことある!」という感覚でアプローチできる。
  • 記憶にも残りやすい
    数式や歴史的事実を“物語”として感じ取れば、丸暗記よりも長く深く記憶される。
  • 考え方の柔軟性
    透き通った世界を見渡すように、複数の解法や関連分野を自然につなげられる。

4. 情緒を育てる学習習慣

  • 背景を味わう:数学なら定理が発見された歴史や人間ドラマ、物理なら実験者の試行錯誤を知る。
  • 比喩で捉える:抽象的な内容を、自分なりのイメージや情景に置き換える。
  • 雑学への関心:本筋から逸れてでも関連知識を探求し(ついつい、それって意味あるの?と思ってしまうようなこと。)、心に“物語の層”を積み上げる。

 

こういったことが考えられるため、僕自身も『情緒』は大事だなぁとしみじみと感じます。

岡潔は「知性は情緒によって支えられる」と語りました。透き通った世界を見つめる学び方は、単に合格を目指すだけでなく、学問そのものを愛する姿勢をも育てます。
大学入試は人生の通過点ですが、情緒そのもの、そして情緒に根ざした学びは、大学以降の探究心や創造性にも連なります。それは、入試を“単なる試練”から“心の成長の場”へと変えてくれるかというふうに思います。
(それは、独立自尊にもつながるのではないでしょうか?)

いつも心に『情緒』を、ということでいかなるものにも“美しい”と思える心を持ってみたいです。

 

さて、そろそろ本題に入っていくわけですが、本日は「おすすめの講座」ということで、私がみなさんにぜひ受けてほしい講座を紹介します。

 

その講座は

ズバリ!!!!

 

三宅唯師の

『難関物理』

です!!!(理系で物理を選択している学生にしかおすすめできないのですが・・・)

名前の通り、物理の講座なわけですが、僕がこの講座を好きな理由はたくさんあります。

まず、授業自体が非常に面白いです。担当の三宅唯先生は、この授業中、終始笑顔で楽しそうに物理を語ります。ついついこっちが楽しくなってしまうほど、、。授業を受けているうちにいつのまにか物理が好きになっていました、、

少し、HPから三宅唯先生の紹介文を持ってきてみました。

 

三宅唯

「理論は知っているだけではだめ、それを行使できるかが重要」であるとし、原理・定義・法則の定性的把握と定量的行使を軸に、自然現象をグラフィカルに解析。それは公式を振り回すだけの物理を超え、因果関係を的確に捉える直感を君に与えてくれるだろう。公式の運用のみならず、それ自身の導出と解釈に重点を置いた講義で、森羅万象の謎を華麗に紐解いていく。

とのことでした。

三宅先生の授業は、少し高校の範囲からずれて、微分積分を用いた本来の物理を使ったりなどします。ただ、高校生にも分かりやすく説明してくださるため、そこまで苦に感じる人も少なくないと思います。

また、授業の中で、理論と呼ばれる説明の部分と、問題演習で1つの授業が構成されています。

この問題演習で扱う問題が非常に自分のためになります。ほとんどの問題が、誘導がなく、最初から問題集で出てくる(5)みたいな問題がでてきます。つまり、誘導がなくても自分の力のみで目的の答えを求める力を養うことができます。(この力も、情緒かもしれないですよね・・・)

みなさんのためになることは間違いないので、物理を得点源にしたい方などには本当におすすめしたいです!!

 

明日は高井先生です!お楽しみに、

 

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