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2025年 10月 11日 10/11

長い間生きていると、なんだか耐えがたいような出来事というものは何度か経験します。

たかだか20年そこら、人類でいう若人の私も、生物界でいう20年とは長寿ですから、長い間という形容も許していただきたい。

そんな出来事とは、例えば。

同じ部活の仲間達から、なぜか空気として扱われたり。

受験に落ちてしまっただけで、約一年間、流浪人のように扱われたり。

一日の間に複数回、鳥達からトイレのように扱われたり。

ふと過去を振り返っただけでも、なんだか耐えがたい出来事というものは枚挙に暇がありません。

 

大学生になった今は滅多な事では狼狽えたりしませんが、最近はお金が無さ過ぎて耐えがたい思いをしています。

 

こんにちは。白石人生です。

 

本日は、人生の中でも群を抜いて精神的に不安定になるこの受験期を戦い抜いている皆様に向けて。

「メンタルの保ち方」というテーマで

浪人というある種、人生の地獄を経験した私からブログをお贈りします。

 

 

メンタルに来る。と一言で表しても、その実態は様々です。

今回は私が想像出来得る3つのパターンについてお話しします。

 

 

まず一つ目。

「思い通りに行動が出来ていない」場合。

 

この世界には「ランナーズハイ」という言葉が存在します。

長時間のランニングによって一時的に訪れる、気分が高揚し幸福感や陶酔感に包まれる状態を指す言葉ですが、これは何もランニングに限らず。

一般的に様々な事にこの「ハイ」は訪れます。

例えば部活だったり、勉学だったり、仕事だったり。

共通するものは、「継続して、長時間」という部分。

自身が大変だったり、辛いと感じるようなことを、その苦痛を乗り越えて長期間継続した場合に起こる、一種の防衛反応。

———だと私は思っています。

 

そして逆に、ハイではなく「ロウ」という精神的な症状もこの世界には確かに存在しています。経験則的に。

やらなければならない事が思い通りに出来ず、自信を無くし、やる気を失い、何もかもがどうでもよくなってしまう症状。

そしてそれは、精神に大きな傷跡を残し、その泥沼から抜け出す事に大きな力を要するもの。

何人か経験したことがある人は居るのではないでしょうか。はたまた、今そうなっている方も。これは想像以上に辛いです。

そんな時の解決策は「小さな成功体験」です。

自分は何もできない人間だ。と自己暗示してしまっているので、どんな小さな目標でも良いので立ててみて、一日はそれを達成する事だけに気力を使う。

例えば。

朝起きて、朝昼晩必ずご飯を食べる。とか。

必ず一回は外に出て散歩したり、近くの公園に行ったりする。とか。

勉学の内容であれば、

単語100個だけでも覚える。とか。

少し慣れてきたら、演習問題を20問だけやる。とか。

 

世間一般の生活だったり、受験勉強だったりからすれば、本当に小さな、ただ達成できれば少し自信になりそうな。

そんな目標を立てて、一日一日少しずつ目標を増やして頑張ってみてください。

気が付けば、例の「ロウ」状態からは脱却できて、果てには「スタディーズハイ」なんてものになれるかもしれません。

 

 

二つ目。

「勉強は死ぬ程しているのに、成績が上がらない」場合。

 

人よりも努力をしているはずなのに、必要最低限の生活以外すべてを注ぎ込んでいるのに、なんだか成績が上がらない。

これはよく聞く話です。しかしこれも辛い。やめてしまおうかと思ってしまいます。

解決策は二つくらいあります。

 

ひとつ「正しい情報を頭に教え込む」

こんな時の頭の中は基本主観情報で埋め尽くされています。

こんなにやっているのに伸びていない。だとか。

このまま行ったら受かるはずが無い。だとか。

もう受験勉強が向いていなかったんだ。だとか。

いろいろ。

 

細かく成績を見れば、伸びている部分があるかもしれない。

こんなにやっているの「こんなに」は大したことないかもしれない。

実際周りの受験生もさして伸びていないかもしれない。

そもそも、学力の伸び方なんて後半に畳みかけてくるような四千頭身とは真逆のスタイルかもしれない。

(演出上可能性を示唆する表現を用いていますが、大体そのスタイルです)

そういった正しい情報で客観的に自分を見ることが出来れば、少しは自分を追い込み過ぎないで済むかもしれません。

 

ひとつ「他人事だと思う」

もちろんですが、自分事だからこそ必要以上に怯えて、恐れて、不安になるのです。

例えばそれがお隣さんの事であったなら、もちろん気にはかけるかもしれませんが、今ほどメンタルがやられているでしょうか。

 

薄情なイメージが強い他人事という言葉ですが、使いどころさえうまくいけばものすごい強い武器になります。

そして、他人事だからこそ気が付く事はたくさんあります。

果たして正しい勉強法なのか。十分なスケジュールなのか。成績は本当に変わっていないのか。

 

お恥ずかしい話ですが、私の地獄のような浪人時代は、他人事という客観視、または俯瞰視によって何とかなったところがあります。

やはり、自分事となると視野が狭まりすぎて、自身の心すら攻撃してしまう事がありますから。他人事です。

 

 

最後。

「順調すぎる」場合。

 

これは少し趣旨が変わってしまうかもしれませんが、一応。

メンタルの保ち方、というよりはモチベーションの保ち方の方が人によっては適切かもしれません。

第一志望校や目標に対して、順調すぎる、はたまた既に達してしまっているが故、それに向けた行動をとる気にならない状態。

 

少し長くなってしまったので結論から。

「新しい目標をつくる」

次のステージを目指しましょう。

大学受験でいうところの、志望校を上げましょう、といっているのではありません。

もちろん志望校を上げる選択肢があるのであれば、それは良いかもしれませんが、そこで解決するならばそもそもそんなメンタル不振になっていないはず。

より高い次元の目標を立ててみる事をお勧めします。

大学受験の勉強で目標を達したのならば、次は大学の勉強をしてしまえばよいのです。

プログラミングも昨今ではよい題材になるのでは。

それか、もういっそ勉学以外の分野にも手を出してみるとか。

(もちろん、元々の目標は依然達成できるようにしておくことは前提です)

 

そうすれば、メンタルも立ち直る事でしょう。

 

 

以上。これが私の考える「メンタルの保ち方」です。

少しでも参考になれば。

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