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2022年 1月 3日 時間がない受験生へ、勉強の優先順位づけとは

明けましておめでとうございます。慶應義塾大学1年の佐藤です。

いよいよ共通テスト本番まで2週間を切りましたね。受験生の皆様いかがお過ごしでしょうか?

直前期になって、やるべきことの大量さに焦りを、あるいは漫然とした不安を、感じている人もいるのではないでしょうか。

ここから本番までの過ごし方が合否に直結します。闇雲に勉強するのではなく、この2週間を有意義に、最適に使って、合格可能性を少しでも上げるために、①分析②やるべきことの優先順位づけを再度行ってほしいと思います。

 

①分析

まず、自分の課題・弱点を再度、客観的に+主観的に全科目把握しましょう。おすすめは全て紙に書き出すこと。

客観的な把握とは、直近の過去問演習や模試の点数ベースで見た際に、平均点に対して点が取れていない単元や、間違えてしまった問題を把握することです。志望校別単元ジャンル演習を取得している人は、そこでAIに指摘された課題を把握しても良いでしょう。

さらに、その課題に対して、点数が取れていない原因を分析しましょう。演習不足なのか、暗記事項が定着していないのか、基礎の公式や原理を理解しきれていないのか、等様々な原因があると思います。

課題と原因が把握できたら、それを克服するための具体的な行動策と、その実行にかかる時間を考えましょう。時間は有限です。膨大な時間をかけて僅か一単元の弱点克服をするより、短時間で複数の弱点を潰した方が点数的なのびしろが大きい場合が多いと思います。コスパ良く行きましょう。

 

主観的な把握とは、根拠がなくとも「この分野が出たら解けなそうで嫌だな」「苦手だな」と思っているものを把握すること。出たら嫌だなと思う問題に限って直面したくないですよね。時間があるなら苦手意識はある程度潰しておいて損はありません。

 

長くなりましたね。まとめましょう。

分析で最優先でやるべきことは、

「模試・過去問演習の点数ベースで弱点・課題を把握」し、その「原因」を考え、「具体的な行動策と実行にかかる時間を把握する」

ことです。

 

②優先順位づけ

①の分析によって、課題と、弱点克服の具体的な行動策とそれにかかる凡その時間が明確化しましたね。この時点で、克服にあまりにも時間がかかりそうなものは一旦置いておきます。

除いたもの以外の課題をⅠ,Ⅱを軸として、以下の表に振り分けていきましょう。

Ⅰ.点数的な伸び代の大きさ

Ⅱ.重要度の高さ(配点の大きさと頻出か否か)

このなかで最優先でやるべきものは、◎、つまり「重要度も高く伸び代も大きい」ところですね。

優先順位は、基本的には◎→◯→△→×の順かなと思います。どの課題がどこに位置するのかを振り分けたら、優先順位が高い順からどんどん潰していきましょう!

 

わざわざこんなことをしなくともやるべきことを明確化できている人や、自分のやり方が確立されている人はいいですが、もし莫大な課題に押し潰されそうになったり、受験まで何をしようか決めきれていない人がいたら、このブログで書いたような方法をとって優先順位づけをしてみるのをお勧めします。

受験応援しています!

 

明日は三上先生です!お楽しみに!!