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2022年 9月 6日 勉強で最も無駄な時間

こんにちは。
東京大学文科一類2年の山田達也です。

夏が終わりました。秋が始まったかどうかは自信がないですが。いずれにしても、受験勉強において重要な意味を持つ時期は過ぎ去りました。この1ヶ月ほどの勉強がどうだったか、軽く分析してみるのも良いと思います。

というのは、これからは一気に「時間がなくなる」からです。無論時間の流れは一定ですが、感じられる時間の速さは伸び縮みします。興味の持てないテーマを延々扱っている授業中に感じる時間の速さと、課題提出締め切り2時間前に感じる時間の速さがかなり違うというのは実感していただけるのではないでしょうか(前者の「定量的な時間」を「クロノス時間」、後者の「感覚的な時間」を「カイロス時間」と呼びます。興味と余裕がある方は、真木悠介『時間の比較社会学』などを読んでみてください)

受験が近づけば近づくほど、急激に時間が短く感じられるようになってきます。ここで中途半端な時間の使い方をしていると、焦りにも繋がりかねず危険です。したがって、自分の時間の使い方が最適化されているか、少し立ち止まって考えてみるのも大切だということになります。分析に使った時間が今後節約できる時間よりも小さければ、単純に考えても得ということになります。

ここで一つ問いを出してみます。勉強において、最も無駄な時間とは何でしょう?

私は、「迷っている時間」だと考えます(異論は認めます)。なぜかといえば、迷っている間は進捗が生まれないからです。分析とは異なり、今後の時間節約に直接つながるわけでもありません。

「志望校どうしようかな」「今日勉強するべきか、否か」などは分かりやすい例ですが、意外と見えないのが「どの問題を解こうかな」という迷いだと思います。特に科目・単元は、迷いつつ勉強を始める方も多いのではないでしょうか。

そこで使えるツールが単元ジャンル演習です。向こうが提示してくるものをこなすことで、この迷う時間を潰すことができます。もちろん学習が進んで来れば「今の自分が本当に必要なもの」が見えてくるので、そうなったらマニュアル登録などでAIのサジェスト以外のものを実施するのも有効でしょう。効率化という点で、単元ジャンル演習はツールとして非常に役立つ部類のものだと思います。

今回は「時間」という点を重点的に書きましたが、他にも検討すべき点はたくさんあるでしょう。自分の目標のために、最適解を見つける努力を続けていただければと思います。

 

明日は濱谷先生です。お楽しみに!