二兎を追う者でも実は二兎を得うる…? | 東進ハイスクール 横浜校 大学受験の予備校・塾|神奈川県

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2021年 9月 22日 二兎を追う者でも実は二兎を得うる…?

こんにちは!

東京外国語大学2年の岡田茉美子です!

 

9月の割に既に秋が本気を出してきていて、夏好きの私には許しがたい肌寒さです、、(笑)

季節の変わり目で体調を崩す生徒も増えてきたので、どんな時も食事と睡眠は十分に摂ってくださいね

 

さて、今日はどんなお話をするか迷ったのですが、、

最近「受験勉強していればテスト勉強って捨ててもいいんですか?」と聞かれることが多くて、そこに対して今日は物申していきたいと思います(笑)

 

結論から言うと、捨てるのはダメです!

学校の成績で入試結果決まるわけじゃないし、とか

どうせ試験勉強したところですぐ忘れちゃうし、とか

色々な言い訳が浮かんできそうですがとにかくダメなのです!!

 

そもそも、学校の試験勉強を短期記憶だと思っている人は多い気がします。

もちろん試験の数日前に勉強を始めて徹夜でとりあえず出そうなところを適当に暗記するような勉強なら間違いなく短期記憶以外の何物でもありません。

しかし、学校のテストを長期記憶に変えて考えてみたらどうでしょう?

 

例えば、今回の試験範囲が日本史の明治時代あたりだとしましょう。

そうしたらきっと授業で扱ったプリントやノートを明治時代の部分だけ必死に覚えようとするはずです。つまり、少なくとも試験が終わるまでは明治時代においては詳しくなれていると思います。その知識を定着させておけば、少なくとも明治時代は得意分野としてそれ以降メンテナンス以外に極める勉強は必要なくなるということなのです!

 

ここで試験勉強の短期記憶を長期記憶にシフトできるようにするカギは、「後に残る勉強をする」こと。

つまり、先ほどの例でいえば、

・明治時代の範囲の中で理解が難しいところ(経済のしくみや身分制度など)は図式化していつ見ても自分で思い出せるようにしておく

・覚えづらい範囲(文化史など)は語呂等の覚え方を苦手分野を集めたノートに残しておく

・一問一答で何度も覚えられなかったものに印や付箋をつけておく

などのように自分の苦手とそうでないところを区別して足跡を残しておき、必要があれば今後のために道しるべを残す、という具合です。

こうすることで、次回同じ範囲に触れた時にすぐには思い出せなくても、苦手だったところだけ復習すれば良かったり、思い出すツールが充実したり、格段に効率が上がるはず!!

 

 

もちろんこれは過去問演習でも同じですよ!

皆さんはきっと第一志望校の過去問や共通テストの過去問を2回以上解くことになると思いますが、その復習をきちんと統一的にノートにまとめておくことや、いつも使うテキストに足跡を残しておくことで2回目以降の復習の時間削減に貢献できるはず。

夏が終わり、いよいよ受験期に向けて冷え込んでいく季節だからこそ、

今度は時間をかけてじっくり積み上げてきたものを活かして

質重視の効率的な勉強で次々と穴つぶしをしていかなければなりません!

学校で習う多くの知識は受験にも活きます。だから、今までは短期記憶だと思っていた定期テストの範囲も受験に向けて完全マスターのための良い機会として利用してみたらいかがでしょうか

 

ちなみに岡田が高3の時は試験勉強も受験勉強の一環として全力でやっていました!

だから、日本史や古典など暗記分野を含む科目は試験範囲を極める時期として取り組み、

英語は過去問を解いていたおかげで速読力と精読力が上がっていたため定期テストも初見問題に立ち向かうことができました。

高2まで試験勉強すらおぼつかず、約300人中180位くらいまで一時は落ちこぼれた私でも、高3の最後の試験では英語はクラス1位、全体でも上位1割には食い込めるようになっていました。

受験勉強は定期テストにも活きるし、定期テストも同様に受験勉強に活きる。

勉強に種類はありません、どの学びも本気でやれば価値があるのです

 

分散登校で定期テストも時期がずれ込んでモチベーションの維持がなかなか大変な人もいるとは思いますが、一生懸命に頑張る人は美しいし、自分に自信を持てるきっかけになります。ぜひ、全力で取り組んでみてくださいね

 

 

明日はにこにこ笑顔がチャーミングな保科先生がこの時期にみんなが一番知りたいであろうモチベーション維持についてお話してくれるようですよ

明日も読むしかないですね~~~!!