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2021年 11月 26日 いま私が頑張っていること!
こんにちは!
東京大学文科一類の山田達也です!
今回は、私が頑張っていることについて少しお話しします。
はじめに一つ質問を。皆さんのほとんどが、英語を勉強していると思います。
何のために勉強しているのでしょうか?
「楽しいから」「受験に必要だから」、ほかにも様々な答えが出てくるでしょう。
私はその中でも、コミュニケーションに用いるためというのが一番大きいのではないかと考えています。
ここでいうコミュニケーションは、スピーキング/リスニングに限りません。論文や本を読むのも立派なコミュニケーションです。ここでは特にリーディングに注目します。
日本語でない言語で書かれたものはいくらでもあります。日本語しか使えなければ当然これらに触れることができませんし、翻訳が出ていたとしても、翻訳者を盲信するだけになってしまいます。この状態では原文のニュアンスを知ることができませんし、誤訳がある可能性もあります(Google翻訳を思い出してください)。原文を直接読むことはかなり重要なことなのです。
要するに、自分がアクセスできる情報を増やせる/情報の質を高められるというメリットがあるということです。特に古典・名著の場合には。
私はいま、フランス語を重点的に勉強しています。もちろん言語の勉強自体楽しいものですが、それ以上にフランス語で書かれた名著を読みたいという気持ちが強いです。私の関心分野で言うと、ミシェル・フーコーが挙げられます。ジェンダー論の巨人です。
フランス語で言えば、他分野でもラカンなど偉人が多くいます。もちろん他言語にはそれぞれの偉人が多くいるわけで、異なる言語を学ぶインセンティブは尽きません。
大学で何を研究するにしても、他言語で書かれた著作を参照する必要が出てきます。実用性を抜きにしても、自分の知らない世界を知る一助になり知的好奇心を満たすことができます。
このように、「何のために勉強するのか」を考えてみると、場当たり的な勉強から脱却することができるかもしれません。他のことについても、ぜひ考えてみてほしいと思います。
明日は早川先生のブログです!
横浜校の良いところについて語ってくれるようですよ、お楽しみに!